4月22日城と桜の旅(沼田編)(群馬県沼田市)2012年04月28日 23時37分02秒

日曜日は雨天&強風の予報だったため、予定を取りやめて上越から撤退し、横浜目指して帰途に着いた。だが、上州へと入ると満開の桜が車窓からちらほら見えたため、いてもたってもいられずに沼田で途中下車した。目指した行き先は沼田城跡の沼田公園である。

沼田公園入り口
沼田公園はまさに満開の桜で覆われており、城址へはひっきりなしに車がやってきてどんどん花見客が増えている状況だった。


三の丸土塁
公園の入り口のゲートがある付近は三の丸跡で、駐車場の脇には土塁が確認できる。また、この土塁の裏側には坂道に利用されている外堀跡が残っていた。


三の丸から見た二の丸と本丸
三の丸跡は駐車場や住宅地、テニスコートとなっており、二の丸跡は野球場となっているのだが、この日は臨時の駐車場となっていた。ただ、芝生の上に駐車するのは不味いのではと思うのだがどうなんだろ・・・。ちなみに画面右に見える車が止まっている場所が二の丸、正面の桜が覆い茂っている奥が本丸。


本丸内堀
二の丸と三の丸の間は境界が判らなくなるほど整地されてしまっているが、本丸と二の丸の間には掘の一部が残っており、今は池として利用されている。画面奥に見える石垣は現存遺構で、東屋のあたりが本丸南東隅の櫓がかつてあった場所となる。


無造作に置かれた石垣の残骸
ちなみに城内には無造作に石垣の残骸と思われる柱穴の空いた石がオブジェのように点在していた。


沼田城本丸跡
本丸内部は結構広い空間となっており、ちょうど周囲をなぞる様に満開の桜が咲き乱れていた。ただ、内部の大部分はチューリップ等の花や植木のような低木が植えられており、ちょっとした庭園のような感じとなっていた。奥に見える鐘楼は復元されたものと説明に書かれているが、沼田城絵図には見えないし、あのあたりには腰郭に下りるための城門があったはずなので復元とは違う新築建物だろう。


西櫓の櫓台石垣と御殿桜
本丸南東隅の三重櫓は跡形も無かったが、本丸北西隅の西櫓には櫓台が残っており、この場所には今は樹齢400年を数える御殿桜が聳えていた。樹齢的に城がまだ現存していた頃に植えられた?桜ということになるが、説明板にはどういう経緯で櫓台に植えられたのかまでは記載されていなかった。ちなみに画面左奥に見える桜が御殿桜なのだが、あいにくの雨が降り出しそうな曇り空のおかげで写真に撮ると霞んで見えなくなる有様だった。


沼田城址からの眺め
沼田城のある場所は河岸段丘の台地の端なのだが、ごらんの通りもはや山といってもいいほどの落差がある眺めのいい場所だった。

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