4月5日桜紀行・渋谷編(東京都渋谷区)2009年04月11日 01時02分07秒

金王神社と金王桜
【渋谷城(金王神社)】

桶川からの帰途の途中、ある程度拭いているうちに泥も取れて目立たなくなったので、都内の渋谷へと立ち寄った。目当ては金王神社の金王桜だが、神社周辺の丘は中世の渋谷氏の居城である渋谷城の跡でもある。

中世末期に北条氏によって焼き払われて廃城となった城だけに、現代の東京の市街に遺構が残っているなどとは期待もしていなかったが、案の定神社の周りはビルだらけで特にこれといったものは無かった。一応、神社脇には「渋谷城の石」というものが展示されていたが、正直なところ中世に廃城となった渋谷城とは関係なさそうな石に見える。ただ、川のある渋谷駅側から見ると確かに丘になっており、立地的には城が築かれそうな場所と言える。

金王神社の社殿の脇にある金王桜はどうやらピークを過ぎてしまっていたようで、この桜の特徴である八重に見える一重の変種は、花びらが部分的に散って判りにくくなっていたのが残念だった。