4月18日桜紀行 丸森編・その5(宮城県丸森町)2010年05月02日 21時29分09秒

鳥屋嶺神社の桜
【鳥屋館】(鳥屋嶺神社)

金山の町より丸森の町に戻った後は、街中の阿武隈川沿いにある小高い丘陵へと向かった。目当てはこの鳥山(鳥屋嶺)と呼ばれる小さな独立丘陵にある鳥屋館跡である。

鳥屋館は丸山城の城主の大条氏によって築かれた館で、元々は鳥屋嶺神社のある丘だったが、神社を西側に移して館が築かれたという。そして、大条氏の後に佐々氏が城主となり、その時に神社が修繕されて再興されたという。

住宅地を抜けてまず丘の西側にある鳥屋嶺神社を目指したが、この神社の傍にも桜の木があり、丘を覆っている杉?に負けじと高く伸びて可憐な花を咲かせていた。

神社に参拝後、神社の背後から川沿いの堤防に繋がる散策路に出れたが、ここから丘の上に登った所、丘を横切るように掘られた堀切を2つ確認することが出来た。正直なところあまり情報が無かったので期待していなかっただけに、このハッキリした遺構には驚かされることとなった。

ただ、困ったことに散策路と丘の大部分との間には金網が張り巡らされており、遺構はこの金網越しにしか確認することが出来なかった。遺構がよく残る西側は雑木林だが、東側は綺麗に削平されてまるで牧草地のようになっており、面積からいってこのあたりに居館があったのだろうと思われるが、特にこれといったものは確認できなかった。

なお、西側の堤防沿いにも桜の木が何本かあり、いずれも満開でなかなか綺麗だった。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kojoh.asablo.jp/blog/2010/05/02/5057422/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。