5月3日桜紀行 帰省復路編・その1(青森県青森市)2010年05月17日 23時59分34秒

川原御所跡北側浪岡川沿いの桜
【川原御所】

帰省を済ました後半は津軽方面がちょうど桜の見ごろを向かえそうだったので、Uターンの移動時に青森の浪岡へと寄り道することにした。

浪岡にある北畠氏の居城の浪岡御所は、過去に訪れた時はまだ雪が残っていた時でまともに散策ができなかったし、川の対岸の街中にあった川原御所跡も見逃していたため、今回はリトライの意味の強い訪城であった。

まず先に向かったのが浪岡北畠氏の分家の居城であった川原御所で、城跡は街中に埋もれてしまったと聞いていたため期待はしていなかったが、周囲はよく見るとただの平地ではなく不自然な地形になっており、堀跡のような水路も巡っていて意外と城跡の面影を見て取ることができた。周囲を散策してみた感じでは恐らく浪岡川と水路に挟まれた一帯が城跡で、住宅地の中を蛇行して通る道も周囲から一段深くなっているため堀跡かもしくは川の旧路では無いかと思われる。なお、城跡の石碑は県道146号線沿いの民家の庭先に立っていた。

城跡の北側の浪岡川左岸は河岸公園となって桜の木が植えられており、対岸の浪岡城側の満開の桜と相まって素晴らしい景色だった。ただ、この川原御所側の桜並木場所から対岸の浪岡御所側に向かうには川を少し下って橋を渡らなければならず、これが少々面倒で、できれば正平津川と浪岡川が合流する付近にでも橋があったら良かったと思った。