11月8日城跡紅葉紀行・その7(福島県須賀川市)2009年11月24日 20時20分06秒

南館下段から見上げたイチョウの木
【南館】

主郭から南側の坂を下りると東側に水堀が見えるが、西側の堀よりも高い位置にあるために沢状地形を塞き止めて造ったように見えるが、ここがいつからこのような地形なのか判らないためさすがに判断はつかなかった。

堀より南側の丘は南館の跡で、須賀川古城の出丸とも家老の屋敷跡とも言われており、丘の中ほどには堀切があったそうだが、現在は公園化で埋められてしまっているようで遺構は確認できなかった。なお、南館の丘もまた、綺麗に色づいたイチョウの木があってなかなか秋らしい光景だった。

南館の丘の東側には民家があり、丘伝いに南に進むと五老山の丘で、古い絵図だと丘続きだが、今は堀切のようになっていて橋が架けられていた。このまま五老山の丘に行こうとも思ったが、先に保土原館跡を見ておきたかったので、一度丘から降りて須賀川沿いに散策することにした。