12月27日暮詣・その5(静岡県浜松市)2010年01月13日 22時59分26秒

信玄の足掛け岩(海抜570m付近)
【秋葉山道中】(信玄足掛けの岩)

秋葉神社下社を参拝した後は、秋葉山の麓の坂下の集落へと移動し、山頂の上社を目指して登山を開始した。

集落の中を通る石畳の坂道を登った先には三の鳥居跡があり、それより先は完全に山道となっていた。山道といってもさすが信仰の山で、参道は広く比較的歩きやすい道となっていた。また、参道の所々に何かの建物の跡があり、登り始めてすぐの海抜200mの場所には三河屋跡?の石垣などがあった。中でも気になったのが海抜318mの小豆坂の場所にある石垣や、そのさらに上に登った所にある十八丁茶屋跡の石垣などでかつてはこの山の中に様々な建物があったのだと想像するとなんとも不思議なものだった。

茶屋のあたりまでは九十九折の登り道だったが、だんだん道はカーブよりも直線が多くなり、しばらくすると四の鳥居跡に出た。なお、鳥居は銅製だったため戦時中に徴収されてしまったという。

四の鳥居からさらに登ると子安観音があり、そこからさらに登ると急に視界が開けて絶景が広がる場所へと出た。どうやら鉄塔があるためここだけ木々が伐採されているようである。

絶景ポイントから再び森の中へと入り参道を進むと、信玄の足掛け岩なるものがあった。説明板は既に朽ちていたが、どうやら信玄がここに足を掛けて弓を射ったのだという。まぁ、伝説の類でさすがに信玄がわざわざ山登りをしたとは思えないが、秋葉神社には武田信玄が奉納した刀等があり、実際に武田家がこの地に進出した歴史もあるため全く関係ないとは思えないのが興味深い。

海抜600mを越えたあたりで富士見茶屋跡へと辿り着くが、ここで道は初めて一度下り坂となり再び上り坂となった。そしてこの坂を登った先にはやっと秋葉権現を祭る秋葉寺三尺坊の仁王門が見えてきた。

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