1月11日初詣の旅・その14(京都府京都市東山区)2010年01月31日 21時54分47秒

奥の院あたりから見た清水の舞台(本堂)
【音羽山清水寺】

三連休の最終日は再び東山へと向かい、「清水の舞台から飛び降りる」の慣用句で有名な清水寺へと向った。

清水寺は778年に延鎮上人よって開かれたと伝わり、音羽山から流れる清水の滝の側の草庵に観音像を安置したことから清水寺の名が生まれたという。

五条坂を登り、門前街を抜けると、その先には仁王門や背後に立つ三重の塔が見えてきたが、この辺りはちょうど朝だと逆光になるため、あまり良い絵は撮れなかった。

仁王門を潜った先には随求堂があって胎内めぐりをやっていたが、観光地での胎内めぐりには嫌な思い出があるためこれはパスした。胎内めぐりはやはりあまり人が居ない場所(時期)のほうがいいものである。

三重の塔の麓を抜けて轟門を潜った先がいよいよ清水の舞台で、さすがにここからの眺めは素晴らしかった。ただ、舞台は少し傾いているような感じになっており、おかげで端から見下ろすと少し怖い感じがあった。

本堂で参拝を済ませて奥へ抜けると、何やら人だかりのできた一角があった。二度有ることは三度あるというので、もしやと思ってみたところ、やはり縁結びに関係ある地主神社であった。本当に京都ではどこでも縁結びが大人気のようである。

参道を奥に進むと阿弥陀堂や奥の院を通るが、ここも小さいながらも舞台と同じ懸造になっており、ここからの眺めは清水の舞台がよく見えるためなかなか良かった。また、どこかでみたような構図でもあるので、よくポスターなどの絵もここらへんから撮っているのだろう。

参道をさらに進んだ先には清水の舞台と谷を隔てて向かい合う丘があり、ここへ登る階段の途中からは舞台が真正面に見えるためなかなかいい風景だった。

参道から谷へと降りていくと、寺の名の元となった音羽の清水の滝があり、ここでは清水を汲んで飲むための人の行列が出来ていた。夏場ならさぞ美味そうだが、冬場で体が冷えていた自分には辛いため、さすがにこれに並ぶのもパスすることにした。

結局、茶屋ですこし休憩してから参道を進み、あとは寺の外に出て下山することになった。帰り道は元来た門前街の中を通って帰ったが、途中で八ツ橋シュークリームなるものに興味を引かれたため、これを一つ買って下山することになった。シュークリームはなかなか美味しかったが、少し値段が張るので次来た時は躊躇しそうである。