1月10日初詣の旅・その11(京都府京都市左京区)2010年01月28日 21時18分42秒

下鴨神社の表参道
【下鴨神社】(賀茂御祖神社)

糺の森の奥には下鴨神社が鎮座しており、正式には賀茂御祖神社と言って賀茂別雷神社と共に山城国一ノ宮とされている。神社の創祀は特定できないほど古く、崇神天皇の時代には既にあったという記録があり、『続日本紀』などにも神社の祭りの様子などが登場している。

手水舎で清めて鳥居を潜って進むと、やがて立派な楼門が見え、やはり大勢の人で賑わっていたが、楼門の手前の社に行列が出来ていたのには少々驚かされた。どうやら縁結びのご利益がある相生社のようだが、縁結びの人気の高さにはまことに驚かされるものである。ちなみに御神木は「連理の賢木」と呼ばれる二本の木が途中で一本になった珍しいもので、枯れても次の代の「連理の賢木」が森の中に生まれることから京都七不思議に数えられているという。

楼門を潜り境内へと入るが、正面に舞殿があり周囲に色々な建物があってなんとも忙しそうな景観であるが、思えば河合神社もこんな感じだったのでこれが賀茂神社の特徴なのだろうか・・・。本殿の参拝をする前にひとまず境内を散策してみたが、川の上にある舞台の橋殿や川の端にある御手洗社、そして封印された輪橋など特徴的なものが至る所にあり、なかなか見てまわるだけでも楽しいものがあった。

中門を潜って無事拝殿で参拝を済ませたが、拝殿の狭い空間には何故か干支を祭った社もあり、他の参拝者も(恐らく)自分の干支に参拝しているようだったので、自分も己の干支で参拝を済ませてきた。

最後にいつもどおり御守りを得るため授与所に向ったが、境内で最も混んでいる場所がここと言ってもいいくらいの有様で、御守り一つかうのにけっこう時間がかかってしまった。