奥羽古城散策雑記帳

【長命寺（本堂は米沢城本丸にあった上杉謙信御堂を移築したもの）】

西條天満神社を参拝した後は、そこからさらに北上して、三の丸の北東を目指した。米沢城の三の丸は隅の要所要所に重臣の屋敷を配置しており、北東隅には栗林氏の屋敷があったが、現状は屋敷跡を示すものは何も無く、ボーリング場や店舗などがあるただの街の一角だった。

栗林屋敷跡からさらに北上するとちょうど城外に出ることになるが、城外の長命寺にはかつて本丸南東隅にあった上杉謙信御堂が移築されて寺の本堂として使用されているというので、せっかくなので見に行くことにした。

長命寺は旧北寺町の一角にあり、門を潜ると左に墓地、右に幼稚園（恐らく寺が運営？）がある街中の寺院といった感じだった。門を通ってすぐ正面に本堂があるが、基本的に御堂も本堂も同じ寺院建造物なためか違和感が無く、普通のお寺といった感じだった。（※これは謙信を祀っていた御堂というので、少々特殊な建造物を想像していたのが原因の個人的感想。）