3月20日木曽路中山道遠征・その2(長野県木曽町)2010年03月26日 23時09分44秒

大通寺の鐘楼門
【大通寺】(小笠原内蔵助屋敷跡・上之段城跡)

上之段の宿場町の通りから外れ、脇道を進んでいくとその突き当たりには大通寺の鐘楼門があった。大通寺の鐘楼門は1778年に建てられたもので、木曽町では最も古い建造物のひとつに数えられている。

大通寺は1601年に小笠原内蔵助屋敷跡に山村氏によって建立された寺で、小笠原内蔵助屋敷はいわゆる上之段城の居館部分のことであるという。

とりあえず寺の周囲を散策してみるが、周囲は住宅地で、線路を越えた先も住宅地でこれといったものは見当たらなかった。そのまま山側に登っていけば公園にたどり着くらしいが、そこに遺構があるとも聞いていないので、そこまで行くのは時間の都合上やめておくことにした。それでも上之段地区自体が南北を急斜面に挟まれた岬のような地形のため、城跡があったのもよく判るような気がする場所だった。