11月22日糠部三連休遠征・その7(青森県三戸町)2009年12月14日 22時55分29秒

法泉寺(旧三戸城搦手門)
【法泉寺】(旧三戸城搦手門)

関根の松から六日町方面に向かい、次に訪れたのが法泉寺で、移築された三戸城の搦手門が目当てである。

法泉寺の山門は棟門形式でかなり年季が入っており、戸板の部分等は朽ちかけて少々痛々しかった。なお、搦手門と言っても、正確にはどの部分の門かは伝わっていないようで、考えられる場所は本丸搦手御門か鍛冶御門のあたりだが、どちらにしても一の門としては十分風格あるものと思う。

山門を潜り境内に入って墓地側へと行くと、一箇所柵に囲まれた立派な墓所があった。誰の墓かは外からは良く判らなかったが、門の部分に向鶴の家紋があったので、これが恐らく南部利直公の嫡子の南部経直公の墓所なのだろう。

法泉寺には三戸城の城門の他に、御台所も移築されており、これは寺の庫裏として使われていたそうだが、どの部分が庫裏なのか自体が良く判らなかった。たぶん、寺の本堂の裏側に付いている建物がそうなのだろう。