8月4日里帰り寄道紀行・その5(青森県外ヶ浜町)2009年08月10日 21時50分53秒

観瀾山から蟹田港と蟹田の街を望む
【観瀾山館】

実家でダラダラと過ごし、神奈川に戻る最終日。やはり直行するのは勿体無いので、少し寄道をしていくことにした。往路では下北半島を散策したので、復路の寄道先は津軽半島の外ヶ浜とすることにした。

まず立ち寄ったのが外ヶ浜の蟹田の街の北にある観瀾山で、かつての蝦夷の城塞の跡である。海岸に近い独立丘陵のような丘(実際は北側が別の丘に繋がっている)のため、江戸時代には津軽藩によって台場が築かれた場所でもある。

南側の神社の参道より丘に登ると、斜面に登るように咲く紫陽花が綺麗でなかなか絵になる景色だった。丘の中腹の神社は稲荷神社だが、特に何か謂れや歴史があるようでもなかった。なお、神社は山頂の中心部にもあるが、こちらは何を祀っているのかすら判らなかった。

山頂は南北に伸びた平場が広がっており、中央の神社のある位置と北側の電波塔のある場所との間には堀切があったような痕跡があり、蟹田台場の碑はこの北側の郭にあった。丘の斜面は断崖絶壁のため、なかなか要害だが、頂上部分は段差の無い広場となっているため、技巧的なものは全く見られなかった。

現在中心部の海側にはログハウス風の展望台があるが、個人的には南端部の太宰治の碑がある部分からの眺めが絶景で素晴らしいと感じた。恐らく晴れていれば下北半島が見えただろうが、生憎の曇り空で海の先は全く見えなかった。

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