12月31日奥羽古城散策更新2012年12月31日 23時05分01秒

奥羽古城散策
http://www.ne.jp/asahi/saso/sai/

今回は関東地方の埼玉県に川越城と河越館を追加し、栃木県に黒羽城を追加した。また、神奈川県の玉縄城の画像と感想を更新した。

川越城は再掲載になるためフォーマットが変わった以外は説明を微妙に直したことと、感想で中ノ門跡について言及した事くらいしか変更点は無い。川越城本丸御殿は2008年に修繕されているが、奥の方に部屋が増えた以外に印象的なことは無かったので、感想では修繕については触れなかった。

河越館は史跡公園として整備されており、堀跡などが平面復元に近い形で表現されていた。館跡単体は単郭方形の古い武士の屋敷だが、それが碁盤目のように道に沿って立ち並んでおり、当時の居館周辺の様式を説明しているのはなかなか新鮮だった。なお、近くに土塁が現存しているが、これは上杉顕定の築いた上戸陣所の遺構で、河越館とは厳密には時代が異なる遺跡である。

黒羽城はとにかく丘を割るように造られた堀切や横堀が見事で、建物は無くても土塁と堀で十分城跡が楽しめる場所だった。なお、城跡には紫陽花が植えられており、6月末~7月には見頃になって見ものである。城跡もなかなかだが、城内の大雄寺も見事で、茅葺屋根の本堂などは個人的に初めて見たので感動してしまった。補足で付け加えると、寺の南側で武家屋敷のあった一帯の現在学校がある場所に武家屋敷の門が移築されており、これも貴重な見所であった。

玉縄城は築城500年祭関連イベントに行ってきたので、感想にその分を追加しました。画像は諏訪壇にしようか迷ったが、諏訪壇は普段見るのが難しいので、冠木門が追加された七曲坂に変更した。