7月18日京都奈良伊賀の旅・その13(奈良県奈良市)2010年08月03日 02時01分06秒

春日大社の鳥居付近
【春日大社】

東大寺を出た後はすぐ近くにある春日大社へと向かったが、既に日暮れのため森の中は暗くなってきており、暗闇に浮かぶ鹿の姿と杜に木霊す小鹿の泣き声がなんともいえない雰囲気を造り出していた。

春日大社は全国の春日神社の総本社で、元々は藤原氏の氏神を祀ったのが始まりという。なお、春日大社を含む奈良公園に鹿が多いのは、鹿が春日大社の神の使いとされていることも関係しているという。

杜の中の参道をひたすら進んでいくと、やがて朱色が映える社が見えてきたが、いざ着いてみると門は硬く閉ざされており、どうやら来る時間が遅すぎたようだった。このまま帰るのもアレなので神社の周りを散策してみると、ちょうど回廊の部分に榎本神社があったのでここで参拝をして引き上げることにした。なお、榎本神社は元々春日野の土地の主だった神を祀っており、春日大社の回廊の一角に祀られるようになった経緯は諸説あるようである。