12月11日気仙沼遠征・その6(宮城県気仙沼市)2011年12月18日 00時31分27秒

2日目は気仙沼の沿岸部へと向かったが、市役所より海側へと来たところで風景は一変し、破損した建物や基礎しか残っていない建物の跡が多く見られる風景となった。街中では警察の方が今も要所要所で交通整理を行っており、道路だけが嵩上げした上で新設されている状態だった。


港から見上げた気仙沼プラザホテル
一応、湾に突き出るように聳える柏崎山には細浦城跡があるが、現在は画像のプラザホテルや住宅地が密集しており、散策してみたもののこれといった収穫は得られなかった。なお、画面の右外側には「お魚いちば」の施設があり、現在は復旧して営業を再開していた。


柏崎山から見た湾岸部
柏崎山から見た沿岸部の様子では、大きな建物は比較的形を残しているのが判るが、ところどころに基礎だけになった場所や、湾内に沈下しかけている場所等が見られた。画面左下には仮設の屋台村が出来ており、思った以上に多くの人々で賑わっていた。


沿岸部の街中の様子
沿岸部の街中は地盤沈下など様々な影響で浸水しており、旧道も水面下にあるのだが、現在は50cm前後ほど土砂を積み上げてその上に新たに道を強いており、主要道の車の通行はなんとか確保されている状態だった。


五十鈴神社と大破した浮見堂
湾内に突き出た岬にある五十鈴神社は風光明媚な場所だが、浮見堂は津波で大破して今も屋根の残骸が残されている状態だった。沿岸部分も津波前と比べると、かなり沈下しているのが見て取れた。


五十鈴神社の沿岸部の参道は水没している
水面より1mは高かったはずの五十鈴神社正面参道は今は水没してごらんの有様である。おかげで今の神社には西側の脇参道を通って入るしか方法が無い。