8月13日お盆の寄道紀行・その3(宮城県仙台市) ― 2012年08月20日 23時41分39秒
白石から北上して仙台で一泊した翌日は、さっそく次の目標の仙台城へと向かった。現在はバスで本丸に行く場合は「仙台城南」が最寄のバス停のため、搦手より本丸へと入る。
搦手の埋門跡から入ってすぐの巽櫓跡付近は工事のプレハブが組まれたり重機や資材が置かれたりしており、看板には崖の護岸をしているようなことが書かれていた。去年もこの辺りは立ち入り禁止になっていたが、護岸工事については今回の訪城で始めて知った。
本丸中央付近の昭魂塔はほぼ去年と変化しておらず、塔から落ちた鳥の像がまだそのままだったのには少々驚かされた。
以前、仙台に住んでいたときに本丸にスズメバチの巣が出来たことがあったが、熊については初耳だった。仮に西方の山から熊がやってきても東北大学のキャンパスを通ることになるため、ここまで辿り着けない気がするのだが・・・。
本丸の西側の豪快に崩れた箇所(西脇櫓から西ノ門まで)はまだほとんど手が付けられておらず、石垣が崩れたままの状態になっていた。ただ、ブルーシートが無くなっていたので調査はある程度終わっているのかもしれない。
去年は大手道が完全封鎖状態だったが、今は歩行者限定で開放されており、おかげで以前は不可能だった道路の真ん中からの撮影などができるのは貴重な体験だった。
大手道の途中の中ノ門もまだ修繕されていなかったが、石垣の石にナンバリングのようなものが付いていたので、調査が終わって石垣を一度解体するつもりなのかもしれない。
大手門脇隅櫓に関しては見た目では修繕が終わっているようだったが、道路を挟んで向かい側の塀の部分に関してはまだ修繕が行われていなかった。
なお、大手門のルートの他に三の丸から清水門跡を通って本丸へと行く道も歩行者専用で開放されているが、こちらは博物館脇から清水を経由して門跡へと入るちょっと変則的な開放になっていた。パッと見では特に異常は見当たらなかったが草が茫々で石垣が見えなくなっており、正確な確認はできなかった。
帰り際にチラッと確認しただけだが、去年はただ単に空き地が目立つだけの川内追廻に今は何やらフェンスに囲まれた一角が出来ていた。画像はその片倉屋敷跡付近。