2月28日奥羽古城散策更新2013年02月28日 22時16分18秒

奥羽古城散策
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今回は2011年~2012年に訪れた城の中から会津郡と耶麻郡の城をチョイスして5城を登録した。

小田山城は市街地に隣接した山の上にあり、道が整備されて視界も比較的開けているので散策はし易いし、頂上からの眺めもなかなか良かった。ただ、城址としては遺構が地味なものばかりなので、同じ芦名氏の詰城の向羽黒山城と比べると圧倒的に見劣りする。現地には熊が出たことを注意する張り紙があるが、見通しも良く街も近いので山城としてはまだ安全な部類だと思う。

允殿館と対馬館はどちらも松本一族の居館で、市街地化のため遺構はほとんど確認できなかった。允殿館跡は館薬師の境内となっているのが判るのでまだマシなほうかもしれない。

下雨屋館は正直なところ実体がよく判らなかった。・・・というのも、舘山があるのでここが館跡と思っていたが、実際は館跡と呼べるようなものは山の上には確認できず、削平地はもっぱら鞍部にあったからだ。さらに遺跡は薬師堂よりも北側という資料もあって、もう一度ちゃんと現地を確認する必要が出てきた。

小谷山城は桧山城の名称の方が知名度が高そうだが、現地の表示に従って小谷山城とした。また、桧山城の名称は穴沢氏の戸山城の別称でもあるため、重複を避けたことも理由の一つ。この城は比較的コンパクトに纏まった城で、山城としては遺構が非常にわかり易い。また、二の丸に入るまでの虎口の構造が特徴的で面白い。

今回は冒頭の期間で訪れた城跡のうちいくつかは登録を除外した。御山館は結局正確な館跡の位置が掴めなかったので除外。三峰城、面川舘山は入山禁止で遠景しか見ていないので除外。上雨屋館は帰ってきてから位置を間違えていたことが判ったので除外。飯盛山城は結局山頂まで登れなかったので除外。戸山城は山道入口と遠景しか確認していないので除外。