10月12日三連休道南函館江差の旅・その2【弁天台場】(北海道函館市)2013年10月19日 23時57分02秒

宇須岸館跡を見た後は、そこから函館どっく方面へと移動し、次の目的地である弁天台場跡を見に向かった。

在りし日の弁天台場
市電「函館どつく前」駅の隣にある公園には弁天台場についての説明板があり、画像はその説明板に載っていた在りし日の弁天台場の写真。台場は函館港を外国船から防衛するために江戸幕府によって築かれたが、幕末の函館戦争で旧幕府軍が立て篭もり、新政府軍によって攻撃されて陥落した。


弁天台場跡
駅に隣接するY字路を北に行った行き当たりの函館どつくの門?あたりに台場跡の標柱が設置されていた。ここが台場の中になるそうだが、現状では台場の面影は全く無く、標柱が無ければただの市街地にしか見えない状態だった。


港湾改修記念碑
それでも台場を取り壊した後の石垣が転用されているそうなので、駅から西の港へも向かってみた。港湾改修記念碑の説明板にも石垣が転用されたことが書かれており、画像の記念碑も台座部分は弁天台場の石垣で出来ているそうである。


弁天台場から転用された石垣
説明板によれば港の防波堤の一部に転用されたと書かれており、確かに画像のように石垣を積んだ形の防波堤も見ることが出来た。現状ではコンクリートでかなり補強されているが、台場の取り壊しを行った当時は純粋に石垣だけ積んで防波堤にしていたのだろうか…。