6月22日奥羽古城散策更新2013年06月22日 05時45分12秒

奥羽古城散策
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今回は2013年に訪れた城の中から福島県の仙道(中通り)の5城を追加。

梁川城は伊達氏の居城の一つで、以前から訪れたかった場所だが今年の春先が初訪城となった。例に漏れず、梁川城も街に埋もれてしまっており、大部分が学校の敷地と住宅地になっていたが、思いのほか立派な遺構が見られたので訪れて損は無い場所であった。中でも本丸跡の庭園と北の郭跡の枡型と土塁と堀は見事であった。

高子館は伊達氏の始まりの城であるが、ぶっちゃけて言うとあまりパッとしないただの丘である。まぁ、実際に古文書の中でもここからすぐに居城を移して居るので使用された期間はかなり短い。伊達氏が勧請した八幡神社と頂上の岩場からの眺めが見所だろうか・・・。

長沼城は桜の名所としても有名な場所だが、今年の桜は春の雪などの異常気象もあってか咲具合が微妙だった。城は境目の城として地味に蘆名氏と二階堂氏、上杉氏等に大事にされているので、遺構も石垣に土塁から堀まで色々見られる。遺構は見事だが、城跡の西側が雑木林と藪になっているのと、埋められている箇所があるのが少々残念なところ。

横田陣屋はぶっちゃけ私有地なので遺構のほどは堀跡っぽいもの以外はさっぱり確認できなかった。溝口氏お手植えと伝わる『御殿桜』という名の枝垂れ桜の名所でもあるので、春先はかなりカメラマンが多かった。桜の時期ならおススメと言えるが、それ以外の時期なら微妙かもしれない。

棚倉城は確か3回ほど訪れているが、久しぶりに今年の春先に訪れた時は本丸跡の公民館が無くなっていた。あと、北の番所跡に小さな公園が出来ていたり、二の丸の南側に駐車場が出来ていたり、二の丸の大手側が綺麗になってたりと微妙に変化が見られた。311の大震災で石垣が崩れたと聞いていたが、もう修繕が終わったのか崩れた箇所が確認できなかったので、特に注意書は加えていない。