5月24日奥羽古城散策更新2013年05月24日 21時54分21秒

奥羽古城散策
http://www.ne.jp/asahi/saso/sai/

今回は2013年に訪れた城の中から奥羽以外の地域の4城を追加。

坂田城は梅林が目当てで訪れた城跡だが、肝心の梅林は時期が悪かったのか咲き具合がイマイチで、想像よりも梅の木が少なかったのもちょっと残念だった。しかし、城跡は広大で舌状台地を分断するようにめぐらされた空堀や土塁も見事なものだった。特に相横矢構造には感嘆させられるものがあり、土豪の中世城郭と侮っていたのが恥ずかしくなるほどだった。

浜松城は徳川家康の居城として有名な城だけに期待していたが、雨に祟られてしまい満足に見てまわることが出来なかった。天守閣は模擬建造物なため展望台兼資料館という観光施設でしかなかったが、地階にあった内井戸に関しては興味を惹かれるものがあった。現在は天守門の復元工事を行っており、本丸半分と大手側が通行できないので注意が必要。

岩殿山城は山頂に登ったのが9年前で、今年は花粉の時期に登ってしまったため、薬を飲んでいたにも関わらず発作が出てしまい途中で断念せざる得なかった。なので、山頂については2004年の時の話になっているため、もしかすると今は昔と違っているのかもしれない。巨岩の山容には圧倒されるものがあるが、山道は整備されているので、山城としてはかなり登り易い部類だと思う。

井川城については十数年ぶりに訪れたが、現場は看板が新しくなっていたくらいしか変わり映えはしていなかった。以前も城跡の畑の周辺を住宅地が取り囲むような状態だったが、それは今も変わらずで、城跡への案内板も所々にあったので宅地化しないよう保護されているのかもしれない。肝心の城跡の遺構は塚のような櫓台跡だけなのであまり万人におススメできる場所ではないかもしれない。それなりのマニアなら川が城跡を取り囲んでいることなど想像で楽しめる部分はある。

今回は上記の城と同時期に訪れた甲府城と松本城も説明などを更新した。甲府城はせっかくなので画像も復元されたばかりの鉄門に変更している。松本城については大手門跡の発掘した一画が空き地になっていたので、今後の整備に興味をそそられるものがある。